Yナンバー用免許発行
Yナンバーの車、軽自動車であるAナンバーの車の運転は、在日米軍個人車両操縦許可書(U.S. FORCES, JAPAN OPERATOR'S PERMIT FOR CIVILIAN VEHICLE)を持っている人のみ運転が許可されます。
日本の免許を持っていてもこの許可書が必要で、日本の免許とYナンバー用の免許の両方を所持できます。
日本の免許を持っていない場合は、基地でYナンバー限定ですが無料で免許を取ることができます。
日本の免許を持っている場合の免許証発行
こちらは2014年1月横須賀での情報です。2012年佐世保も大体同じ流れでした。
STEP1 Area Orientation Brief Presentation 参加の予約
Fleet & Family Support Centerで予約します。
これは、きっちり一週間あるプログラムで、横須賀基地に新しく配属になったActive Dutyの方や、Civilianの方がほとんどでした。 |
STEP2 Area Orientation Brief Presentation 参加 (1週間)
1〜2日目 |
各部署(赤十字、基地警察、消防、NEXCOM、ハウジング、病院、MWR等々)からの説明・案内 |
参加必要 |
3〜4日目 |
日本についての紹介(文化・日本語など)と鎌倉へのツアー |
日本人は参加不要 |
5日目午前 |
前日のツアーの感想を述べ合ったり、COからの挨拶があります。その後、全員出席(免許証をもらわない人も)の安全講習があります。
この時、日本の免許証をお持ちの方、 と声を掛けられますので、その指示に従います。
その際、旦那様の情報(SSN、所属等)と日本の免許証&IDの提示を求められます。
安全講習を最後まで受講するように言われました。 |
参加必要 |
5日目午後 |
昼食休憩を挟んで、安全講習が終わると、初日に配られたガイドブック(標識や交通ルールが書いてあります)とアンケート回答用のリモコンを返却して、代わりに受講修了証明書と筆記試験の答案用紙をもらいます。
日本の免許証がある場合は、この筆記試験は記入不要です。名前入りの答案用紙を受け取るだけでOKです。
ここで退出可能です。 |
参加必要 |
STEP3 免許発行
手続きに必要なもの |
場所 |
必須事項 |
受講修了証明書
名前入り答案用紙
ID
旦那様のCopy of Order |
Bldg. J196
VROの向かい側にあるお部屋 |
宣誓(規則に従う旨)の電子署名
簡単な視力検査 |
これで免許を受け取ることができます。
ちなみに、主人はYナンバー用免許証の更新があったので、
講習の最終日だけ受講→筆記試験&後日、実地試験を受けてから免許証更新・発行でした。
日本の免許を持っていない場合の免許証発行
こちらは2012年佐世保の情報です。
STEP1 Area Orientation Brief Presentation 参加の予約
Fleet & Family Support Centerで予約します。
これは3日間のプログラムで、佐世保基地に新しく配属になった軍人やその家族の受講が必須です。
始めの2日間は無料で子供をデイケアに預けることができます。3日目はバスツアーなので子供も一緒に連れていけます。免許を取る場合は、このプログラムの翌日が試験日なので実質4日間です。4日目のデイケアは自己負担で予約をする必要があります。 |
STEP2 Area Orientation Brief Presentation 参加 (3日間)
1日目 |
各部署(赤十字、基地警察、消防、NEXCOM、ハウジング、病院、MWR等々)からの説明・案内 |
参加必要 |
2日目午前 |
日本についての紹介 |
参加必要 |
2日目午後 |
日本語の勉強
最後に終了証明書が発行されます。 |
日本人は免除。ついでに主人まで免除してくれました。 |
3日目 |
バスツアーでした。
・福石観音
・ハウステンボス無料エリア又は針尾基地のカミサリー
・大塔イオンにて自由に昼食
・希望者のみ四ヶ町アーケードをツアーしながら歩いて帰る
最近はさせぼ五番街に行っているようなので、ツアー内容は違うと思います。 |
多分日本人は免除できたかもですが、佐世保が初めてだったので参加しました。 |
STEP3 試験と免許発行
4日目午前 |
筆記試験です。その場ですぐ合否が判明します。
ここで落ちる人は少ないようですが、あらかじめ配布される冊子で勉強しておきましょう。 |
4日目午後 |
実地試験で、すぐに合否が判明します。
失効してしまった日本の免許を所持している場合は、実地試験は免除でした。
合格者は全員の実地試験が終了してから免許発行です。皆さんアメリカの運転免許証は持っていたのですが、合格率は50%ぐらいでした。
不合格者は仮免です。 |
日本の免許がない状態で日本勤務の米軍人と結婚した場合、Yナンバー用の免許は取れますが、日本の免許は取れなくなるそうです。日本の免許場は日本の免許とYナンバーの免許の2つの免許の保持を認めていないそうです。
始めから日本の免許を持っていて、Yナンバーの免許を取る人に関しては特例として2つの免許の保持を認めているとのことです。
ご主人の日本での勤務が終了した時点で日本の普通の免許を取ることができるとのことです。
Yナンバー用の免許ですので、日本の普通のナンバーの車は運転できません。
佐世保など田舎では仕事を探すと普通免許を必須としている会社も多いので、日本の免許をあらかじめ取っておくことをお勧めします。
自動車任意保険
通常の日本の自動車保険に入るより、ミリタリー用に特化された保険に入ると安いです。ミリタリーは基地の病院で無料で治療が受けられるので、自分自身(運転者)の保障なしの保険を選んで安く済ませる人が多いです。
また、車も古い中古が多いので、車両保険に入るよりも万が一の場合は廃車にして新たに中古を買うほうが安いです。
これらを含めてどんなプランが自分に合っているか質問できるので、ミリタリーの事情に詳しい、基地の中や近くでオフィスがある保険会社での加入がお勧めです。
自動車税(Road Tax)
Yナンバーの車ということで、日本から自動車税のお知らせなどは届きません。佐世保では毎年4月頃になると自動車税を基地の中で払えるキャンペーンのようなことを3日間ほど開催しています。
とても混むので自分で日本の自動車税事務所に行く人も多いです。その場合は、支払を済ませた証明を持って基地のセキュリティに行き、ステッカーを貼ってもらいます。
自動車税を払っていないと、職場のほうで払っていない人のリストが出てきて注意を受けます。
事故になった場合
基地内での事故は、セキュリティを呼びましょう。
基地の外での事故は、日本の警察とミリタリーポリス(セキュリティ)の両方に電話して来てもらいます。ミリタリーポリスは米軍人側が不当な扱いを受けていないかの確認も兼ねていますので、必ず呼んで下さい。
免許証の裏にミリタリーポリスの電話番号が書いてあります。
日本勤務が終了したら
Yナンバー用の免許証は自分で保管しておきましょう。次回日本勤務になった時に以前のYナンバー用の免許証があると、手続きに免除事項があるようです。
こちらは2004年、2012年のKyokoの情報と、2014年1月にmomoさんに頂いた情報を元に作成しております。momoさん、ありがとうございました。
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